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法人税申告編|①記帳(その他の入力方法)

法人税申告

ここでは法人税申告編のステップ①記帳について、その他の仕訳の入力方法について説明します。

全体的に円簿会計での手順となります。実施タイミングは年度中の随時になります(こまめにやっておくと後が楽です)。

基本的な仕訳の入力方法

収益の時と同じですのでそちらを参照ください。

その他の入力仕訳例

不動産投資において発生する代表的なその他仕訳についての入力仕訳例を紹介します。

借入金返済(元本)

借入金元本の返済があった場合です。

借方貸方
470 長期借入金115 普通預金

借入をした際の負債である長期借入金の残高を減らす仕訳になります。
※返済期限が1年以内なら「410 短期借入金」を使用。

敷金(預り)

敷金の預りがあった場合です。

借方貸方
115 普通預金429 預り保証金

一時的に預かっているお金なので預り保証金で仕訳します。

敷金(返還)

敷金の返還があった場合です。

借方貸方
429 預り保証金115 普通預金

預かっていた敷金を減らす仕訳になります。

なお、上の仕訳は預かっていた敷金をそのまま全額返還するケースですが、一部を原状回復に充当して残りを返還した場合には以下のようになります。

借方貸方
429 預り保証金
115 普通預金
700 売上高

返還した額を「115 普通預金」で、原状回復に充当した額を「700 売上高」で仕訳します。元々返還を前提として預かっていたお金のはずが、結果的に返還しなくなったことで収入に変わったイメージになります。

支払方法ごとの入力仕訳例

これまで、費用の入力方法やその他の入力方法のところで、支払う際の貸方(右側)を一律普通預金としていましたが、ここは支払った方法によって変わります。

支払方法ごとの入力仕訳例は以下になります(xxxxは相手方の任意の科目)。

普通預金

事業用の預金口座から支払った場合です。

借方貸方
xxxx115 普通預金

現金

事業用の現金から支払った場合です。

借方貸方
xxxx100 現金

カードで払った場合

事業用のカードで支払った場合です。支払った時点では負債である未払金が増えます。

借方貸方
xxxx420 未払金

その後、支払いから2,3か月後にカードの口座引落しがあった時点で、以下の仕訳で未払金を消し込みます。

借方貸方
420 未払金115 普通預金

法人代表者のプライベートなお金で払った場合

法人代表者個人としてのプライベートなお金で支払った場合です。あくまでも法人が代表者個人から借入をするかたちになります。

借方貸方
xxxx410 短期借入金

その後、代表者に返済した際には、以下の仕訳で借入金を消し込みます。

借方貸方
410 短期借入金xxxx

(ご参考)
できればご自身での実施をお勧めしますが、やはり記帳は大変そう、こんなに時間をかけられない・・・という場合には記帳を代行してくれるサービスもあります。
値が張るところもあるようですが、以下のようなところであればいずれも10,000円未満での対応が可能なようです。

記帳代行お助けマン 月単位の契約だがスポット対応も可能

i-Staff Accounting 記帳サービス 100仕訳までであれば1万円未満

仕訳の入力方法例は以上です。次は登録したデータのバックアップ方法になります。

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