ここでは青色申告編のステップ①記帳について、収益に関する仕訳の入力方法について説明します。
全体的に円簿青色申告での手順となります。実施タイミングは年度中の随時になります(こまめにやっておくと後が楽です)。
基本的な仕訳の入力方法
ログイン後トップページから「複合仕訳入力」を押下し、複合仕訳の入力画面に入ります。
入力欄がたくさんあるように見えますが、実際に入力する箇所はあまり多くありません。

(1) 取引発生の月を選択する。
(2) 取引発生の日を入力する。
(3) 科目コードを入力して科目を選択する。普通預金の場合は補助科目も選択する。
(4) 取引の金額を入力する。
(5) 取引の摘要を入力する。どんな取引内容だったかわかるようにしておくための欄。
※図上(3)~(5)は借方(左側)にのみ書いていますが、貸方(右側)も同様です。また、一番上の行にのみ書いていますが、複数行ある場合には下の行も同様です。
※科目コードの一覧は、ログイン後トップページから「各種設定」-「勘定科目」の画面にあります。
※摘要は借方と貸方で同じ内容としておいた方がよいです。理由については青色申告編|①記帳(仕訳データのバックアップ)のページをご参照ください。
例えば家賃の入金であれば以下のようなイメージになります。
借方 | 貸方 |
---|---|
111 普通預金 | 1300 [不]賃貸料 |


入力が完了したら画面右下の「登録」ボタンを押下すると保存されます。(F12キーを押してもよい)
これを取引の数だけ繰り返し実施していきます。
以降の説明では使用する科目のみを記載しますので、上の入力イメージと同様に入力します。
収益に関する入力仕訳例
不動産投資において発生する代表的な収益についての入力仕訳例を紹介します。
家賃
家賃の入金があった場合です。
借方 | 貸方 |
---|---|
111 普通預金 | 1300 [不]賃貸料 |
賃貸業務管理を管理会社に委託している場合には、管理費等の費用が差し引かれた額が入金されることもあるかと思いますが、ここで入力する額は差し引き前の額(純粋な家賃としての受取額)になります。
費用は費用で別途仕訳を登録します。
礼金
礼金の入金があった場合です。
借方 | 貸方 |
---|---|
111 普通預金 | 1301 [不]礼金・権利金 |
入居者の方との賃貸借契約時に礼金をありとした場合にのみ発生します。
更新料
更新料の入金があった場合です。
借方 | 貸方 |
---|---|
111 普通預金 | 1302 [不]更新料 |
入居者の方との賃貸借契約時に更新料をありとした場合にのみ発生します。部屋ごとに更新の都度(多くの場合2年契約)発生します。
賃貸業務管理を管理会社に委託している場合には、更新手数料が差し引かれた額が入金されることもあるかと思いますが、ここで入力する額は差し引き前の額(純粋な更新料としての受取額)になります。
費用は費用で別途仕訳を登録します。
雑収入
それ以外の雑収入にあたる入金があった場合です。
借方 | 貸方 |
---|---|
111 普通預金 | 1308 [不]その他の収入 |
収益は以上です。次は費用の入力方法になります。