ここでは法人税申告編のステップ①記帳について、登録した仕訳データのバックアップの方法について説明します。
操作ミス等で登録したデータが消えてしまうなど、予期せぬ事態が発生するかもしれませんのでこまめにバックアップを取得することをお勧めします。
全体的に円簿会計での手順となります。実施タイミングは年度中の随時になります。
バックアップの取得方法
ログイン後トップページから「各種設定」-「データ書き出し」を押下し、データ書き出し画面に入ります。
「弥生会計」を押下します。 ※弥生会計のデータ形式で出力されます

対象日付範囲で書き出すデータの仕訳日付の範囲を指定して、「CSVダウンロード」ボタンでCSVファイルがダウンロードされるので保管します。

対象日付範囲の指定の仕方は好みによりますが、過去年分も全部まとめて1ファイルで書き出して保管することもできますし、年度ごとにファイルを分けて書き出して保管することもできます。
バックアップからの復元方法
バックアップからの復元が必要な状況において、あわせてデータのクリアが必要なケースが多いかと思います。例えば、今年度のデータを一旦全てクリアして、取ってあった今年度分のバックアップデータを入れなおすといったケースです。
そのためここでは、年度単位のデータのクリア方法とデータの読み込み方法にわけて説明します。データのクリアが不要な場合は読み飛ばしてください。
年度単位の仕訳データのクリア方法
ログイン後トップページから「各種設定」-「会計基本情報」-「会計データを初期化する」を押下し、データ初期化画面に入ります。
更新区分として “仕訳データの初期化” を選択し、対象の会計年度を選択して「確認」ボタンを押下します。

確認画面で「実行」ボタンを押下することで、その年度の仕訳データが全て削除されます。
データの初期化の詳細については、以下の公式マニュアルをご参照ください。
仕訳データの読み込み方法
ログイン後トップページから「各種設定」-「データ読み込み」を押下し、データ読み込み画面に入ります。
読み込み形式で “弥生会計で作成した仕訳データ形式” を選択し、「ファイルを選択」ボタンで読み込み対象のCSVファイルを選択のうえ「仕訳インポート」ボタンでデータが読み込まれます。

注意事項
バックアップデータに含まれるのは仕訳データのみ
バックアップデータに含まれるのは仕訳データのみになります。基本情報や各種設定などの仕訳以外のデータがバックアップ出来るわけではありません。
摘要の情報については借方の分しか出力されない
複合仕訳入力画面で入力できる摘要の情報については借方の分しかバックアップデータに出力されないので注意が必要です。
借方と貸方で適用に異なる情報を入れていたとしても、バックアップデータには摘要情報は1つ(借方の方のデータが出る)しか出ないため、バックアップから戻した際にもともと貸方に入れていた摘要情報は復元されません。
そのため、摘要欄については借方と貸方で同じ内容を入れるようにしておいた方が良いかと思います。
①記帳のステップは以上です。次は②減価償却費の算出と記帳のステップになります。