ここでは白色申告編のステップ⑤所得税の確定申告書作成~送信について説明します。
不動産所得の確定申告書作成から引き継がれた情報をもとに、引き続き所得税の申告書作成を行い、これらをあわせてe-Taxで送信します。
全体的に確定申告書等作成コーナーでの手順となります。実施タイミングは確定申告時(年度明け)になります。
所得と控除の入力~計算結果確認
申告する所得の選択等 画面
自身の状況にあわせて各種選択肢を選択します。
「税務署から青色申告の承認(みなし承認を含む。)を受けていますか?」の箇所については、”承認を受けていない(いわゆる白色申告)” を選択します。
収入・所得の入力 画面
「給与所得」欄では、勤務先から受け取った源泉徴収票を元に各種項目への入力を行います。
「不動産所得」欄では、前のステップで登録した情報が引き継がれているので基本的には入力不要ですが、「帳簿の種類」だけは選択が必要ですので、そこだけ “簡易な方法による記帳” を選択します。
一通りの入力が終わったら、「ここまでの入力内容を保存」ボタンで入力データをダウンロードし、「次へ進む」ボタンで進みます。
控除の入力 画面
ここでは控除の情報を入力します。前画面での源泉徴収票からの入力情報により既に入力された控除情報についてはあらかじめ入力がされていますので、それ以外の控除申請がある場合にはそれを入力します。
(例えば、医療費控除やふるさと納税等の寄付金控除、住宅ローン控除など。)
計算結果の確認 画面
所得税に関する計算結果が表示されます。
納付の場合は幾ら納付が必要なのか、還付の場合は幾ら還付されるのかの金額が出ます。
その他情報の入力~送信
納付方法等の入力 画面 ※納付の場合のみ
納付方法(インタネットバンキング納付、クレジットカード納付、スマホアプリ納付など)の選択を行います。
還付方法等の入力 画面 ※還付の場合のみ
還付金の受け取り方法と、受取口座情報等の入力を行います。
財産債務調書、住民税等に関する事項 画面
自身の状況に応じて各種入力を行います。
注意すべきは「住民税の徴収方法」欄になります。”特別徴収” を選択すると会社の給与から天引きとなるため、不動産投資に通ずる情報が会社に行くのはちょっと・・・という場合には “自分で納付” を選択します。
基本情報の入力 画面
住所氏名等の情報を入力します。
マイナンバーの入力 画面
マイナンバー情報を入力します。
送信前の申告内容確認 画面
「申告書等を表示する」ボタンで申告書等をPDFとしてダウンロードして内容を確認します。
この後、マイナンバーカード等で認証を行い、申告書等の情報をe-Taxに送信します。
送信が完了したら申告書等および収支内訳書をPDFファイルとしてダウンロードします。
最後の送信後の作業のご案内画面で、「入力データのダウンロードページへ」ボタンで最終的な入力データをダウンロードします。
⑤所得税の確定申告書作成~送信のステップは以上です。次は⑥申告の確認と納付のステップになります。