ここでは白色申告編で使用するソフトやサイトをご紹介します。
使っているソフトやサイトは?
主に使用するのは以下の2つになります。
Excel(帳簿作成)
※入っていなければGoogleスプレッドシートなどでも良いかと思います。
確定申告書等作成コーナー(e-Tax)
白色申告であれば帳簿付けは簡易な方法が認められていますので、既に導入されていることが多いであろうExcelでコストと手間を最小限にしつつ、確定申告書の作成と提出の部分は国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用するかたちです。
一方、個人の白色申告であればずっと無料という会計ソフト(クラウドサービス)もありますので、そちらを利用する方法でも良いかと思います。
各ツールの用途は?
所得税の確定申告の作業をおおまかに以下のような3ステップにわけたとすると、各ツールのカバー範囲は以下になります。
作業 | 内容 | ツール |
---|---|---|
記帳 | 日々の取引の内容を帳簿に記録する。 | Excel(帳簿作成) |
確定申告書作成 | 1年間に生じた所得金額とそれに対する所得税額を算出し、確定申告書として作成する。 | 確定申告書等作成コーナー(e-Tax) ※納付はオンラインバンキング等 |
申告と納付 | 作成した確定申告書を送付し、納税する。 |
Excelで帳簿を作成したら、その情報をもとに国税庁の確定申告書等作成コーナーへ入力を進めていくかたちになります。
確定申告書等作成コーナーからe-Taxの申告は一連の画面の流れでシームレスに進めることができますので、その点は比較的簡単です。

これまでふるさと納税や住宅ローン控除などで既に確定申告書等作成コーナーを使っていたという方の場合、その前にExcel帳簿が増えただけですのでわかりやすいかと思います。
会計ソフトを使うとどうなの?
参考までに、白色申告用の会計ソフトの場合と比べてみると、会計ソフト側で記帳~確定申告書作成まででき最後にe-Tax用のファイルを出力してe-Tax連携をするような使い方や、会計ソフトだけで申告まで一気通貫でできるような使い方ができたりします。

とはいえ使い慣れたExcelと比べると新しく使い方を覚える必要がありますので、そのあたりの手間などを含めて比較されると良いかと思います。
(ご参考)
上のe-Tax対応会計ソフトに該当するような代表的なソフトとしては「やよいの白色申告オンライン」などがあります。「確定申告e-Taxオンライン」を使うことで直接e-Tax申告できます。
次は作業の具体的な流れを説明していきます。