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青色申告編|①記帳(その他の入力方法)

青色申告

ここでは青色申告編のステップ①記帳について、その他の仕訳の入力方法について説明します。

全体的に円簿青色申告での手順となります。実施タイミングは年度中の随時になります(こまめにやっておくと後が楽です)。

基本的な仕訳の入力方法

収益の時と同じですのでそちらを参照ください。

その他の入力仕訳例

不動産投資において発生する代表的なその他仕訳についての入力仕訳例を紹介します。

借入金返済(元本)

借入金元本の返済があった場合です。

借方貸方
370 長期借入金111 普通預金

借入をした際の負債である長期借入金の残高を減らす仕訳になります。
※返済期限が1年以内なら「320 短期借入金」を使用。

敷金(預り)

敷金の預りがあった場合です。

借方貸方
111 普通預金330 預り保証金

一時的に預かっているお金なので預り保証金で仕訳します。

敷金(返還)

敷金の返還があった場合です。

借方貸方
330 預り保証金111 普通預金

預かっていた敷金を減らす仕訳になります。

なお、上の仕訳は預かっていた敷金をそのまま全額返還するケースですが、一部を原状回復に充当して残りを返還した場合には以下のようになります。

借方貸方
330 預り保証金
111 普通預金
1308 [不]その他の収入

返還した額を「111 普通預金」で、原状回復に充当した額を「1308 [不]その他の収入」で仕訳します。元々返還を前提として預かっていたお金のはずが、結果的に返還しなくなったことで収入に変わったイメージになります。

所得税納付

所得税の納付をした場合です。

借方貸方
291 事業主貸111 普通預金

所得税は租税公課として認められないもののため、代わりに事業主貸で仕訳します。

所得税還付

所得税の還付があった場合です。

借方貸方
111 普通預金390 事業主借

納付の逆になります。事業主借で仕訳します。

支払方法ごとの入力仕訳例

これまで、費用の入力方法やその他の入力方法のところで、支払う際の貸方(右側)を一律普通預金としていましたが、ここは支払った方法によって変わります。

支払方法ごとの入力仕訳例は以下になります(xxxxは相手方の任意の科目)。

普通預金

事業用の預金口座から支払った場合です。

借方貸方
xxxx111 普通預金

現金

事業用の現金から支払った場合です。

借方貸方
xxxx100 現金

カードで払った場合

事業用のカードで支払った場合です。支払った時点では負債である未払金が増えます。

借方貸方
xxxx322 未払金

その後、支払いから2,3か月後にカードの口座引落しがあった時点で、以下の仕訳で未払金を消し込みます。

借方貸方
322 未払金111 普通預金

事業主借(プライベートなお金で支払い)

事業用の口座外で事業主個人としてのプライベートなお金で支払った場合です。

借方貸方
xxxx390 事業主借

(ご参考)
できればご自身での実施をお勧めしますが、やはり記帳は大変そう、こんなに時間をかけられない・・・という場合には記帳を代行してくれるサービスもあります。
値が張るところもあるようですが、以下のようなところであればいずれも10,000円未満での対応が可能なようです。

記帳代行お助けマン 月単位の契約だがスポット対応も可能

i-Staff Accounting 記帳サービス 100仕訳までであれば1万円未満

仕訳の入力方法例は以上です。次は登録したデータのバックアップ方法になります。

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